
おいしいお茶をいただくために
岩鋳の伝統工芸士がつくる鉄瓶は、外側には天然うるしの焼付塗装をほどこし、内側には伝統技法の釜焼仕上げで酸化被膜をつくっています。
この皮膜はサビ止めになり、湯の中には身体が吸収しやすい二価鉄を多く含んだ鉄分が溶け出します。
使い初めのころには内側に赤い斑点などの模様が出ることがありますが、これは鉄瓶がまだ若い証拠。
お湯を沸かして使ううちに、水道水のカルキで内側が白くなっていきます。
毎日使えば、早ければ1年から1年半ほどで白い湯あかがついてきます。
お茶の味をまろやかにするのはもちろんですが、割り水に使うとお酒が甘くなると話すお客さまも。
白い湯あかがつくまで鉄瓶を育て上げたら、まずは白湯でお試しを。味の違いにきっと驚くはずです。
-メーカーHPより抜粋-
岩鋳の鉄瓶(※急須ではなく湯沸かし用の鉄瓶)は、職人が約800度の炭火で焼き上げる「釜焼き」という伝統技法で仕上げられています。
これによって鉄の表面に自然な酸化皮膜が作られ、サビに強くなります。
ホーロー加工とは異なるため、体に吸収されやすい「二価鉄(にかてつ)」がしっかりお湯に溶け出し、自然な鉄分補給ができるのが強みです。
岩鋳の鉄瓶でお湯を沸かすと、水道水に含まれるカルキ(塩素)を鉄肌が吸着するため、驚くほど角が取れたまろやかな味になります。
毎日使ううちに、水に含まれるミネラル分が内側に白い「湯垢(ゆあか)」として付着していきます。
この湯垢が育つほど、さらにお湯が濁りにくく、甘みを感じるほど美味しい白湯になります。
岩鋳の代名詞とも言えるのが、表面に無数のプツプツが並んだ「アラレ(霰)」模様です。これは単なる飾りではなく、鉄の表面積を広げることで保温効果を高めるという先人の知恵が詰まっています。
また、伝統的な形だけでなく、現代のキッチンに馴染むシンプルで丸みのある北欧風のモダンなデザイン(ケトルバウムなど)も豊富に手がけています。
道具としての使いやすさと、購入前に知っておきたい注意点は以下の通りです。
IH調理器にしっかり対応: 岩鋳は早くから現代の熱源に対応する製品開発を行っており、底面が平らでIHでも効率よく、ムラなくお湯が沸かせるモデルが多数ラインナップされています。
一生ものの耐久性: 正しく付き合えば、親子三代にわたって数十年使い続けられるほど頑丈です。
使い込むほどに外側には天然漆の独特な深い艶が生まれます。
それなりの「重さ」がある: 鋳物(いもの)ですので、満水にすると1.5kg〜2.5kg以上の重さになります。
毎日の出し入れが億劫にならないよう、コンロの横に定位置を作って出しっぱなしにするのがおすすめです。
水分を残すのは厳禁: 「使ったらすぐにお湯を空っぽにして、フタを外して余熱(または軽い弱火)で内部を完全に乾かす」というルールさえ守ればサビることはありません。
ただし、水を入れたまま放置することだけは絶対にNGです。
内側は絶対に触らない: たわしでゴシゴシ洗ったり、洗剤を使ったりしてはいけません。
お手入れは「お湯を切り、乾かすだけ」なので、慣れてしまえば実はヤカンよりもシンプルです。
もしこれから日常使い用として選ばれるのであれば、「容量 0.9L 〜 1.2L 前後」の小ぶり〜中型サイズが最も扱いやすくておすすめです。このサイズ感であれば、満水にしても女性の手で片手で楽に注ぐことができ、毎朝の白湯やお茶を淹れるのに重宝します。
鉄瓶の製造工程(焼型法) |
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| �� デザイン | �� 鋳型の製作 |
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| どのような鉄瓶を作るかデザインを行います。次に実寸大の図面を引き、厚さ15ミリ程の鉄板に写し取り、それを切り抜いて挽型板をつくります。 |
鉄瓶の大きさに合った素焼きの型に「牛」という道具を用いて、鋳物砂と粘土汁をまぜて挽型板を回して型を作ります。 |
| �� 文様捺し | �� 鋳型の組み立て |
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| 挽き上げた胴型が乾燥しない間に文様を捺します。真鍮の棒の先を円錐形に尖らせた霞棒で一つひとつ捺していきます。 | 中子は胴型と尻型と上下に分かれる外型に対して中に入る型です。横にした胴型に片手で持った中子を入れ、さらに尻型をかぷせて鋳型を組み立てます。外型と中子のすき間が鉄瓶の厚みとなります。 |
| �� 鋳込み | �� 型出し・砂落とし |
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| 電気炉で1400℃~1500℃に溶かされた鉄を「湯汲み(ゆぐみ)」と呼ばれる柄杓で受け、鋳型に流し込みます。 | 鋳込んだ鉄が固まり、鋳型から引き出されます。そして中子の砂を落とし、鋳バリを取ります。 |
| �� 着色 | �� 完成 |
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| 鉄瓶を約250℃に加熱し、その表面に「<ご刷毛」を用いて漆を焼付けます。さらに100℃~150℃位の温度で「おはぐろ」または「茶汁」をむらのないように刷きつけます。その後、よく水気を切った布で何回もていねいに拭き上げます。 | きれいに拭き上げた鉄瓶を丹念に調べ、絃をつけて完成します。 |
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